甘くてジューシー、とろけるような食感の和歌山の柿
たねなし柿
和歌山県伊都郡かつらぎ町
甘くてなめらかな口当たりの和歌山のたねなし柿。甘いのに実は渋柿です。果形は四角張った扁平の形をしています。生産量日本一の和歌山の柿。生産量は4.7万トンほどで、全国の約20%を生産しています(2014年度)。
主な産地はかつらぎ町、九度山町、橋本市など。明治時代の末頃に富有柿の生産がはじまり、生産量を拡大してきました。紀の川に沿った和歌山県北部は昼夜の寒暖差が大きく、山の斜面に作られた柿畑の水はけの良さが柿の生育や着色に適していることから、柿の生産が盛んにおこなわれてきました。
昭和50年頃までは富有柿(甘柿)を中心として栽培されてきましたが、昭和50年以降、渋柿から渋みの素であるタンニンを変化させる脱渋技術が向上したことで渋柿(平核無・刀根早生など)の生産が増え、今では生産量の約7割が渋柿となっています。他にも樹上で渋を抜いた「紀の川柿」や以前からの富有柿も生産されています。
かつらぎ町の山間にある四郷地区は「串柿の里」として全国的にも有名で、毎年11月上旬頃に農家の軒先に一斉に干される串柿の光景は秋の風物詩ともなっています。また、2014年まで毎年11月23日におこなわれていた「四郷 串柿まつり」も大勢の観光客でにぎわっていました。
Infomation(詳細情報)
名称 | たねなし柿 |
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フリガナ | タネナシガキ |
カテゴリー | 特産物・伝統工芸 / 農産物 |
住所 | 和歌山県伊都郡かつらぎ町 九度山・橋本市など |
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