和歌三神の一つとされ、万葉のゆかりの深い神社
玉津島神社
和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-26
073-444-0472
女神三神を祀る、古くから和歌の神様として多くの歌人の信仰を集めてきた神社。「玉津島 見れども飽かず いかにして 包み持ち行かむ 見ぬ人のため」藤原卿が詠んだ万葉集の歌です。
鳥居の右手には、小野小町が参拝の時に着物の袖をかけたと言う赤い塀があります。山部赤人や松尾芭蕉などが詠んだ和歌や俳句を刻んだ歌碑が建てられ、三十六歌仙の絵馬が飾られています。天然記念物「根上り松(鶴松)」もあり、春には衣通の姫桜が咲き誇ります。神社からは、奠供山と鏡山への登り口があり、それぞれ5分ほど登れば和歌浦湾と片男波の美しい風景が望めます。
神社拝殿の左手にある根上がり松(名称鶴松)は天然記念物に指定されており、大正10年に和歌山市高松より移転保存されています。
玉津島神社の歴史
社伝によれば、神功皇后が紀伊半島に進軍した際、玉津島神の加護を受けたことから、その分霊を祀ったのに始まると言われています。神亀元年(724年)に即位した聖武天皇が紀伊行幸の際その景観に感動し「この地の弱浜(わかのはま)という名を改めて、明光浦(あかのうら)とせよ。そして番人を置いてこの浦が荒れ果ててしまわないようにさせよ。さらに春と秋には都から役人を遣わして、玉津島の神・明光浦の霊を祭らせよ。」と命じたとされています。そしてこの地のおもむきのある風景を守るため守戸を置き、玉津嶋と明光浦の霊を祀る事になりました。
玉津島神社には、雅日女尊(わかひるめのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと=神功皇后)、衣通姫尊(そとおりひめのみこと)が奉られています。 天照大神の妹神である稚日女尊を祀り、その後、この大神を尊崇していた神功皇后を合祀しました。さらに光孝天皇の病を治したという衣通姫尊も勅命により合祀し、女神三神を祀る事となりました。 古くから和歌の神様と呼ばれている衣通姫尊は、第十九代允恭天皇の妃で容姿が美しく、艶色が衣を通して光り輝いたほどの女性だったそうです。
初詣
元日9:00~歳旦祭
2日9:00~16:00安全祈祷祭
3日13:00~新年献詠歌会(一般参加自由)
9日10:30~新春かるた大会が予定
Infomation(詳細情報)
名称 | 玉津島神社 |
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フリガナ | タマツシマジンジャ |
カテゴリー | 観光スポット・名所 / お寺・神社(寺社仏閣) / 神社 |
住所 | 〒641-0025 和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-26 |
アクセス | 阪和自動車道 和歌山ICから車で約20分 |
駐車場 | あり(無料) |
電話番号 | 073-444-0472 |
料金 | 拝観料:無料 |
ホームページ | http://tamatsushimajinja.jp/ |
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