和歌山県最古の寺。能、歌舞伎、浄瑠璃「安珍清姫の物語
道成寺
和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
0738-22-0543
道成寺は和歌山県中部、日高郡日高川町に位置しており、大宝元年(701)に文武天皇がその夫人の藤原宮子の願いを受け建てられたとされる和歌山県最古のお寺。安珍清姫の物語は「道成寺もの」として能楽、人形浄瑠璃、歌舞伎でもよく知られている。
ご本尊として千手観音像(奈良時代・重文)が祀られている。この千手観音様は、日本で最初か二番目の千手観音様とされ、1300年たった今も本堂に立ち続けておられます。現在、境内には本堂、仁王門、三重の塔、護摩堂、縁起堂、宝佛殿などが建ち並び、このうちの縁起堂では「絵とき説法」が毎日3~10回行われている。
また道成寺は春には桜の名所としても人気があります。毎年4月27日行われる道成寺会式がおこなわれ、「安珍清姫物語」を再現し、長さ21メートルの大蛇を約70人が担ぎ、練り歩きます。
安珍清姫の物語
寺の創建から230年経った、延長6年(929)の物語。参拝の途中、一夜の宿を求めた僧・安珍 に清姫が一目惚れし、恋の炎を燃やし、裏切られたと知るや大蛇となって安珍を追い、 最後には道成寺の鐘の中に逃げた安珍を焼き殺し清姫自信は入水自殺するという「安珍清姫の物語」の 悲恋は「法華験記」(11世紀)に記され、「道成寺もの」として能楽、人形浄瑠璃、 歌舞伎でもよく知られている。
現在、御坊市近郊の和菓子屋ではこの安珍・清姫伝説にちなんだ「釣鐘まんじゅう」が名産品となっている。
かみなが姫(宮古姫)の物語
『宮子姫伝記』という絵巻によると、今から1300年前、九海士(現在の和歌山県御坊市湯 川町下富安)の村長に娘が生まれたが、髪の毛が全く生えませんでした。その母が海底を探り小さい観音様を見つけ、引き上げてきて毎日拝んでいると、娘に髪が生え始め、村人から「かみなが姫」と呼ばれる美少女に成長する。その姿が都人の眼にとまり藤原不比等の養女として奈良に召し出 され、宮子姫という名を貰い、宮中に仕えることとなる。宮子姫は、黒髪を授けてくれた観音様と両親を思い、恩返しのために文武天皇が道成寺を 建てることを命じ、大宝元年(701)に建てられた。
初詣
大晦日11:30頃~、天音太鼓保存会による年越し生演奏が行われ、宝物殿と縁起堂が元日午前0時ごろから約1時間半、一般に公開されます。
Infomation(詳細情報)
名称 | 道成寺 |
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フリガナ | ドウジョウジ |
カテゴリー | 観光スポット・名所 / 桜の名所 / お寺・神社(寺社仏閣) / お寺 |
住所 | 〒649-1331 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738 |
アクセス | 湯浅御坊道路 御坊ICから車で約10分 |
駐車場 | あり(有料 乗用車:500円 バス:2000円) |
電話番号 | 0738-22-0543 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
料金 | 拝観料:入山のみは無料 ■宝仏殿・縁起堂 大人(中学生以上)600円 小学生300円 団体(20名以上)大人500円 小学生250円 |
ホームページ | http://www.dojoji.com/ |
備考 | 新西国三十三箇所観音霊場 第五番札所 神仏霊場和歌山県 六番札所 |
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