稲村の火で村民が避難した神社
廣八幡宮(廣八幡神社)
和歌山県有田郡広川町上中野206
0737-62-2371
本殿には誉田別命(ほんだわけのみこと)、足仲津彦命(あしなかつひこのみこと)、気長足姫命(おきながたらしひめのみこと)を祀っています。6世紀、欽明天皇の時代に河内国誉田八幡宮から勧請されたと言い伝えられています。
秋祭りに奉納される「田楽舞」は国選択芸能に、「乙田の獅子舞」は県指定無形文化財に、本殿、若宮社、短刀来国光などが、国指定重要文化財に指定されています。
安政元年、大津波が広村(現在の広川町)を襲った際、濱口梧陵は稲むらに火を放ち村人を高台に避難させました。敷地内には、津波から村人を救った広川町の偉人、濱口梧陵の功績を刻んだ碑があります。境内には現在も町の避難施設があり、防災訓練の避難先にもなっています。
稲村の火祭りは、10月第三土曜に開催され、広川町役場から広八幡宮まで、約1.8kmの松明行列が行われます。
2016年に大規模な改修がおこなわれ、美しい朱色の本殿などがよみがえりました。また、創建から「廣八幡宮」と呼ばれ、明治時代に「廣八幡神社」に改称されましたが、令和2年(2020年)に以前の「廣八幡宮」に復称しました。
初詣
大晦日23:00~大祓式。
元旦0:00~干支ストラップ無料配布(先着200名様)
9:00~歳旦祭のあと、ぜんざいの振る舞い。
1月1・2・3日の間 11:00~巫女舞が奉納されます。
年間行事
1月15日 どんど祭り(しめ縄・お札等の焼納)
2月3日 16:00~節分祭り 16:30~豆まき
3月第2または第3日曜日 13:00~献花祭(水仙祭)
4月25日 春祭り もち投げ
7月14日 夏祭宵宮(舞踊、音楽演奏などの奉納)
灯華祭(それぞれの祈願を記した灯篭を多数奉納)
7月15日 夏祭(夏の例祭)
7月31日 夏越祭(茅の輪くぐりを行い、身についた罪穢れを祓い清める)
9月30日 秋祭宵宮(田楽舞の奉納)
10月1日 秋祭(例大祭 田楽舞・乙田舞獅子の奉納、御渡りが行われる)
10月第3土曜日 稲むらの火祭(濱口梧陵の功績を称え、松明行列が行われる)
11月23日 新穀感謝祭(その年の収穫を感謝する例祭)
田楽
しっぱら踊り、と呼ばれ、雨乞いとして踊られたといいます。踊り手は舞殿に2列に並び太鼓の合図でささらをすりながら左右、前後に踊ります。五穀豊穣の舞として、苗代作りから稲刈りまでの農作業を表し、室町時代から始まり広川町上中野の人達によって継承されています。
乙田の獅子舞
山本地区の人々により伝承され、江戸時代寛永年間に山本区民が出稼ぎ途中に見た獅子舞を乙田天神の神事舞としたといわれています。横笛と太鼓の演奏とお多福の付添いに合わせ、打入舞、中舞、高舞の三段階に区分して東海道各地の風情を取り入れて演じられています。高舞は舞手3人が三人肩車となる姿が雄壮で、県内でもこのような舞はここだけといわれています。
Infomation(詳細情報)
名称 | 廣八幡宮(廣八幡神社) |
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フリガナ | ヒロハチマングウ |
カテゴリー | 観光スポット・名所 / お寺・神社(寺社仏閣) / 神社 |
住所 | 〒643-0064 和歌山県有田郡広川町上中野206 |
アクセス | 湯浅御坊道 広川ICから車で約5分 |
駐車場 | あり(無料) |
電話番号 | 0737-62-2371 |
料金 | 拝観料:無料 |
ホームページ | https://hirohachimanjinja.or.jp/ |
備考 | 大型バス駐車可 |
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