西国三十三国所第2番札所の観音霊場
紀三井寺
和歌山県和歌山市紀三井寺1201
073-444-1002
西国三十三所観音霊場第2番目の札所である紀三井寺。宝亀元年(770年)に唐僧の為光によって開基されたお寺。境内に湧き出る三井水(吉祥水・清浄水・楊柳水)が寺名の由来とされています。
正式名は、紀三井山金剛宝寺護国院(きみいさんこんごうほうじごこくいん)、現在では全国的に「紀三井寺」の名で知られているお寺。宝亀元年(770年)、唐僧の為光が十一面観世音菩薩像を一刀三札のもとに刻み、草堂を建立し安置されたのが紀三井寺の起こりとされています。ご本尊である十一面観世音菩薩様は、厄除・開運・良縁成就・安産・子授けにご霊験あらたかとされ、毎月十八日の観音様ご縁日には多くの人々で賑わいます。
結縁坂と紀ノ国屋文左衛門の伝説
三井寺の楼門から上に、結縁坂とよばれる231段の急な石段があります。江戸時代に、紀州の豪商と呼ばれた「紀ノ国屋文左衛門」が若き日に母を背負って紀三井寺にお詣りしていたところ、途中で草履の鼻緒が切れてしまいます。その時、困っていた文左衛門を見かけて鼻緒を替えてくれたのが、紀三井寺の真向かいにある玉津島神社の宮司の娘「おかよ」でした。
これがきっかけとなって、文左衛門とおかよは恋に落ち、結ばれました。後に、文左衛門は宮司の出資により船を作り、紀州の特産品を江戸へ持ち込み、大きな富を築きました。紀ノ国屋文左衛門の結婚と出世のきっかけとなった紀三井寺の表坂は、それ以来「結縁坂」とよばれるようになりました。
紀三井寺の三井水
この紀三井寺とは、『紀州にある、三つの井戸』があるお寺ということで名付けられたといわれており、現在でも境内には、吉祥水、清浄水、楊柳水が湧き出している。この三井水は昭和60年に日本名水百選に選ばれました。また、境内の桜は関西一の早咲き桜として知られており、観桜の名所として日本さくら名所100選にも選ばれています。
初詣
大晦日23:40~除夜の鐘つきが始まります。
Infomation(詳細情報)
名称 | 紀三井寺 |
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フリガナ | キミイデラ |
カテゴリー | 観光スポット・名所 / 桜の名所 / お寺・神社(寺社仏閣) / お寺 |
住所 | 〒641-0012 和歌山県和歌山市紀三井寺1201 |
アクセス | 阪和自動車道 海南ICから車で約15分 |
駐車場 | あり(有料 3時間300円) |
電話番号 | 073-444-1002 |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
料金 | 拝観料:無料 |
ホームページ | http://www.kimiidera.com/ |
備考 | 西国三十三箇所第2番 日本名水百選 日本さくら名所100選 |
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