紀州鉄道は、和歌山県御坊市にある御坊駅から西御坊駅までの全長2.7kmを結ぶ日本最短のローカル線路。昭和3年に紀州鉄道の前身である「御坊臨港鉄道」が街の有志たちの手によって設立され、80年以上の歴史を誇ります。

単線を時速30キロのマイペースで1日22往復を運行しています。田舎の風景を小さな車体が駆け抜ける光景はどこかノスタルジックな雰囲気で、全国の鉄道ファンからも根強い支持されています。

また、日高高校前の「学門駅」は、その駅名が「学問」に通じることから、学業御守としても人気があり、隣の紀伊御坊駅では入場券や入場券を形取ったキーホルダーなども販売されています。

※写真にある緑色の車体「キハ603」は昭和35年製造のディーゼルカー。平成21年に惜しまれつつ引退しました。